カテゴリ:travel/滋賀( 5 )

幸せ。

少し前のこと。
ある秋晴れの日、自分の工房を開いた野田夫妻の初めての展示会へ足を運んだ。
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それはそれは素敵過ぎて言葉では言い表せない空間だった。
滋賀の山の中にひっそりと佇むその工房は築30年の昔ながらの民家だ。
田の字型と呼ぶらしいが、正方形の部屋が4つ集まって正方形の形を成しているのだ。
その左側に板を自分達で引き、板間に仕上げ、型押しの工房を作り、
残りの半分はアート本でぎゅうぎゅうに詰まった本棚と小さなソファーが置いてある空間になっていた。
風通しがよく、たいそう気持ちがいい。
縁側には日だまりが出来て、デニム地が恐ろしく熱くなったが、それも心地よい。
自然とまどろんでしまう。
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友人の木工作家さんが作った家具の上には別の友人作家さんが作った丸背本が並び、
縁側の端っこには義妹さんが売るインドの女性達が作った布が置かれ、てっきり旦那さんがデザインしたと思っていたミロの絵画のような斬新な襖は奥様のデザインで、旦那さんがそれを型押しして、屏風まで全部仕立てたそうだ。
全てが人の縁で結ばれ、愛に溢れていて、光に反射する雲母のようにキラキラしていた。
深呼吸すれば緑のにおいがすぅーっと鼻に抜ける。
ミツバチが部屋にしょっちゅう入ってくるが、誰もそれに驚いたり過剰な反応はしない。
あぁ、来て良かった。

車で少し移動した所にもうひとつ工房がある。
それは野田さんのご両親の染色工房だ。
こちらはなんと築130年の町家だそうだ。
「実は床が少し歪んでいるんだよねぇ。でもそれで良いバランスを取っているんだ」
低く心地よい声でダンディーなお父様が楽しげに説明してくれた。
歴史の重みを感じる空間に現代的なデザインの暖簾がよく映える。
「私と息子の作品以外はこれまでここで展示会をやった作家さんのものばかりなんだよ。あとはこの家にあった古い道具とかだね。」
新しいものと古いものが同居し、自然に人が集まる空間。
こちらも居心地が良過ぎて珈琲を2杯も頂いてしまった。
全てはお父様のくりくりとした人懐っこい笑顔と気さくなお人柄なのだと思う。
ココにも人の縁が集まり、キラキラと輝いていた。
あぁ、来て良かった。
記念に持ち帰ったお父様のコースター達を見てると、お父様の笑顔が浮かんでくる。
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駐車した公園にはブランコがあり、数年ぶりに乗ってみた。
すると目の前に広がったのはこれでもかという程の絶景だ。
秋には山ごと真っ赤に染まるのだとか。
山に向かって思い切りブランコを漕いで笑って深呼吸して美しいものを見て素敵なお話を伺って、
身も心もしっかりと充たされた。
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よし、帰ろう。
自分の家に帰ろう。
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by han-nari-days | 2011-11-14 11:03 | travel/滋賀

長浜。

特に予定のないGWのとある一日。

めずらしく早朝から行動開始!
実は夫によるミステリーツアー。
私は着くまでその行き先は知る事は許されませんでした(笑)
着いてみると、そこは滋賀県長浜。
国宝十一面観音様がいらっしゃる渡岸寺観音堂(向源寺)でした。
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それはそれはお美しい観音様でした。
後ろ姿も拝見できるのは大変にめずらしいとの事。
360°どの角度からも見事な美しさでうっとり。
個人的には後ろ姿が大変美しゅうございました。
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こちらは門で構える金剛力士像。
国指定の有形文化財でございます。
心洗われる至福の時間でした。

この後は長浜黒壁スクエアへ。
ガラス工芸が盛んなエリアのようです。
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成田美術館ではラリックのガラスの女神たちにパワーを頂き、
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遠いPARISに想いを馳せました。

黒壁美術館では、ガレの花瓶等に並んで土橋隆弘ガラス作品展が行われていました。
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赴きのある建物は江戸時代末期に醤油問屋の店舗兼住宅として使われていた商家だそうです。
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土橋隆弘さんは黒壁美術館の裏のアトリエで作品を作られているそう。
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様々な作風があり、楽しみました。

奥にそびえ建つのは大通寺の三門。
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街を見守るようにして建っています。
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関西に来て初めて知る滋賀県の魅力。
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いつでもおおきくて、いつでもゆったり、そしていつでも静かな琵琶湖。
街に溢れるエネルギー。
大好きな場所になりました。
行きたい所もまだまだあるので、少しずつ制覇していきたいな。
早起きして連れてきてくれた夫に感謝。
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by han-nari-days | 2011-05-07 08:52 | travel/滋賀

滋賀旅。

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夫の試合が彦根で行われる為前日入りをしました。
比叡山〜佐川美術館〜彦根。
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沢山の”気”が集まっていると聞いていた比叡山。
爽やかなお天気もあって、清々しい気持ちになりました。
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佐川美術館。
Sちゃんのおすすめの美術館だけあって、素敵でした!
特に樂吉左衞門館は見応えありましたー。
お茶室はまた改めて予約してからくるとします。
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国宝に指定されている彦根城は小振りで可愛らしい外観。
バッチリ左右対称ですなー。
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石好きにはたまらない石垣の姿(笑)
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至る所で見られた「本日のひこにゃん」(笑)
ひこにゃんも忙しくて大変ですね!
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そして、滋賀と言えばやっぱり琵琶湖!
実は初めての琵琶湖。
まるで海のようだと言う噂は本当だと実感!
そして海よりも穏やかで静かで眺めているとなんだか落ち着きます。
滋賀っていい所だな〜♪
試合も勝利し、楽しく滋賀ステイを終えることが出来ました♪
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by han-nari-days | 2010-10-19 21:34 | travel/滋賀

MIHO MUSEUM。

若冲展以来、2度目のミホミュージアムです。
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アジアのかざり展&MIHO MUSEUM創立者生誕100年記念特別展「MIHO GRANDAMA Arte della Luce」を観に行ってきました。
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やっぱり素晴らしい建築です。
創立者の小山美寿子さんの「美しいものを見なさい」と言う言葉が
あちらこちらで問いかけてきます。
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実は、唐長の作品も展示されているのです。
そして、アジアのかざり展では説明文と共に、唐紙がしつらえてあるのです。
言われなければ気付かないです。はい。
「MIHO GRANDAMA Arte della Luce」は2回観ました。
実際にお花を活けてられた作品の数々は生き生きとしていました。
一番印象的だったのは入ってすぐの展示。
この建物を設計したI.Mペイ氏をおもてなしする時に
小山さんが興福寺伝来の飛天をかけ、
香水杓に白い椿を一輪活けてお迎えしたそうで、
それをそのままを再現したもの。
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思わず見入ってしまいました。
美しいものは心を豊かにしてくれます。
心が満たされ、お腹もやっぱり。。。
ミホのカフェはもう終わってしまっていたので、
信楽でよもぎそばを頂きました。
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信楽にはギャラリーや窯元が多くあり、時間の都合で観れませんでしたが、
次回の楽しみに取っておくことにします!
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by han-nari-days | 2010-08-01 18:48 | travel/滋賀

若冲ワンダーランド。

滋賀の山奥に位置するmiho museumヘ行って参りました。
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生憎の空模様でしたが、それがまた神秘的な雰囲気を醸し出し
木々の間を白い霧が漂い、時折姿を見せる太陽光が美しかったです。
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レセプションと美術館を結ぶトンネル。
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まるで近未来。静かに人を運ぶカートが少しだけ不気味だったりして。
トンネルを抜けると橋の向こうにI.Mペイ氏が設計した美術館があります。
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ルーブル美術館のピラミッドを設計した彼の建築は
自然と融合した現代的なお寺のような印象でした。
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美しき幾何学模様。
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ルーブルを思い出す同じ白い回廊。(実際同じ素材なんですって)

さて、こちらで楽しみにしていたのは若冲ワンダーランド。
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相国寺で若冲に出会って以来、もっと沢山の作品を見たくて見たくて。
目当てのものは残念ながら出会えませんでしたが、
大満足の展示内容でした。
若冲は本当に様々な作風があり、面白い人だったに違いないと勝手に想像します(笑)
miho museumの常設展もエジプトや中央アジアのものが豊富に展示されており、
とても楽しめました。
帰りにはすっかり晴れ、虹が出現するサプライズもありました。
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うっすら、見えるかな?

自然の空気を一杯吸い込み、マイナスイオンを摂取。
紅葉もちらほらしていて、秋を目一杯楽しんだ休日でした♪
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miho museum
http://www.miho.or.jp/japanese/index.htm
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by han-nari-days | 2009-10-18 10:24 | travel/滋賀